著作権のなかの演奏権が問題になります。

演奏権とは、自分が作った音楽を他人に無断で演奏させないための権利です。

このためビートルズに限らず著作権が満了していない楽曲を権利者に無断で演奏することはできません。

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photo credit: tochis via photopin cc

ただし、この原則を通すと何かと不都合が多いので例外規定が設けられています。

それは、

営利を目的としない、

通行人からお金をもらわない、

演奏する人に演奏料が支払われていない、

この3つを全て満たせば例外的に権利者の許諾を得なくても演奏することができます。

 

法律の例外規定は厳格に運用されます。

営利か非営利かの判断にしても簡単ではありません。

定期的に路上演奏をする場合、演奏それ自体は非営利でも広告宣伝効果が生じるので営利性があると判断されるかもしれません。

通行人が払ってくれるチップは絶対に受け取ってはいけません。

演奏代を貰ってはいけません。

 

さて路上で演奏するには著作権上の制約が多い日本ですが海外の事情はどうなっているのでしょうか。

ビートルズを生み出したロンドンには地下鉄の駅構内でチップを貰いながら堂々とビートルズの曲を演奏している人たちがいます。

ビートルズのお膝元だから多めに見ているという訳ではありません。

構内で演奏する人たちはバスカーと呼ばれ地下鉄当局の許可を得た人たちです。

バスカーが演奏できる理由は、バスカーを管理する地下鉄当局がバスカーに代わって著作権使用料を支払っているからです。


弁理士 田中智雄
田中特許事務所(静岡駅徒歩5分)
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