中国と香港は一国二制度です。

このため香港で特許権や商標権を取得するためには、香港の特許法や商標法に基づいて手続きをすすめる必要があります。

中国の特許権や商標権があっても、それらの権利は香港では効力が及びません。

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商標権や意匠権は香港の知識産権署に対して直接手続きをすれば良いのですが特許の場合には注意が必要です。

香港の知識産権署に直接、特許出願をしても香港の特許権を取得することはできません。

香港で特許権を取得する場合には、まず中国知識産権局に特許出願をしておく必要があります。

中国知識産権局へ出願するルート以外にも、英国特許庁や欧州特許庁へ出願しておくルートがありますが、現在では中国知識産権局へ出願するルートが一般的でしょう。

 

香港知識産権署に対して、次の2つの手続きを行う必要があります。

まず中国知識産権局で出願公開された日から6ヶ月以内に、中国専利出願の記録を登録簿に記入してもらうように請求する記録請求を行います(香港特許条例第15条)。

そして中国知識産権局で専利が付与された日から6ヶ月以内に、中国知識産権局で付与された専利の登録と香港特許の付与を請求する登録及び付与請求を行います(香港特許条例第23条)。

 

手続きを間違えると香港で特許権を取得することができなくなってしまいます。


弁理士 田中智雄
田中特許事務所(静岡駅徒歩5分)
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