中国商標法には、商品、商品の包装、使用説明書などに「登録商標」の文字や登録記号(Rマーク(◯R)又は注マーク(◯注))を表記することが規定されています。

必ず「登録商標」や登録記号を表記しなければならない訳ではありませんが、登録された商標であることを表記することで、無断で使用しようとする人に対して警告として機能させることができます。

登録記号を表記する位置は、登録商標の右上または右下です。

 

「登録商標」や登録記号は商標が登録されたあとでなければ表記することができません。

登録されていない商標に対して表記すると、登録商標の虚偽表示になり警告や罰金が科されるので注意してください。

 

以上の理由から登録記号が表記された商品を中国に輸入する場合には注意が必要です。

例えばアメリカで登録された商標にRマークを表記してアメリカで商品を製造し、その商品を中国に輸入する場合を説明します。

アメリカで登録された商標にRマークを表記することはアメリカ国内では合法です。

ところが、その商標が中国で登録されていない場合、商標にRマークを表記した商品を中国国内で販売すると中国の商標法に違反します。

 

逆に中国で製造した商品をアメリカに輸出する場合、アメリカでは登録商標であることを示すRマークの表記がないと、商標権が侵害された場合に損害賠償を請求できないことになっています。

商品を輸出したり輸入する場合は商標の扱いに注意しましょう。


弁理士 田中智雄
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