韓国の雑貨店「ダサソー」と100円ショップの「ダイソー」の商標権侵害訴訟。

一審ではダイソー側の主張は認められず敗訴しましたが、高裁ではダイソー側の主張が認められました。

 

商標権の侵害訴訟では、「ダサソー」と「ダイソー」に接した消費者が2つの商標を混同するかどうかを判断します。

 

つまり、「ダイソー」という雑貨店で買い物をするつもりの消費者が、「ダサソー」という店舗の看板をみたときに、「ダイソー」と間違えて、「ダサソー」という雑貨店で買い物をする可能性を判断します。

 

この場合、「ダイソー」の周知性が高いほど、消費者が「ダイソー」と「ダサソー」を混同する可能性は低くなります。

参考 「商標の外観が似ていても商標権を侵害するとは限らない

日本では「ダイソー」の周知性はかなり高いので、「ダイソー」と「ダサソー」を混同する可能性は低くなります。

 

韓国において、「ダイソー」がどの程度、周知されているかは分かりませんが、日本ほど周知性が高くなければ、「ダイソー」と「ダサソー」を混同する可能性は高くなります。

 

今回の侵害訴訟で、韓国では「ダイソー」と「ダサソー」の周知性が高くなったので、今後は2つの商標が混同すると判断される可能性は低くなるでしょう。

 

追記

2015年10月15日、ダイソーの勝訴が確定しました。

 


弁理士 田中智雄
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