数字の一字だけのマーク、記号の一字だけのマークは、人に覚えてもらい易く、インパクトも大きいので、このような簡単なマークを商標登録してみたくなります。

商標審査では、すでに登録されているマークと同じマークがないか、または似ているマークがないかを審査する他に、数字の一字だけのマークや、記号の一字だけのマークは、簡単でありふれている、という理由で商標登録されないのが原則です。

例えば、「卍」というマークに対して、特許庁では、「十の字の各先端に、同一の太さをもって左方向に鈎状に短い線を配したに過ぎない」極めて簡単な標章であると判断しています。

さらに、「わが国では寺院を表す標識・地図記号として試用され、広く知られている」ありふれた標章であると判断しています。

 

一字ではなく二字にすれば良いかというと、そうではありません。

例えば、「AA」というマークに対して、特許庁は、「単に商品の規格形式等を表す記号として理解し把握される」極めて簡単かつありふれた標章であると判断しています。

 

3字にすれば登録される可能性がでてきますが、そのような簡単なマークはすでに登録されているので、新たに商標登録を受けることは難しいでしょう。

 

数字の一字だけのマークや記号の一字だけのマークは、以上の理由で登録されないのですが、例外的に登録される場合があります。

 

数字の一字だけのマークや記号の一字だけのマークを使用し続けた結果、そのマークを見ただけで、だれが商品やサービスを提供しているかが分かるようになれば、商標登録を受けることができます。


弁理士 田中智雄
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