海外で第三者によって商標が冒認出願されてしまう原因は、これまでであれば海外の展示会で商品を出展したり、展示会で配布するパンフレットや名刺にロゴを掲載していることが主な理由でした。

外国人が日本ブランドを知るきっかけの多くが海外の展示会だったからです。

ところが訪日外国人が増えている今では、外国人が日本ブランドを知る機会は、以前よりも格段に増えています。

 

訪日観光のときに買った化粧品や日用品が好評だったので、次に日本に来たときも、また同じ商品を買うという連鎖が起こります。

単に日本ブランドを買ってもらうだけなら良いのですが、人気がある商品なら転売してみようと思う人たちが現れます。

その中には商品名を商標出願する人もいることでしょう。

 

釧路や十勝などの日本の都市名が中国で商標出願されてしまうケースを受けて、最近では外国の地方都市の商標出願に対しては審査を厳しくするなどして対策を講じていますが、著名とは言えない商品名の商標出願に対しては、先行商標がなければ簡単に登録されてしまいます。

 

商品名を勝手に使用した模倣品が海外で流通するようになっても、その国で商品名を商標登録していない限り模倣品の流通を止めることはできません。

海外で粗悪な模倣品が流通してしまうと商品名に対するイメージが悪くなり、正規品に対しても悪影響が及びます。

参考 中国で模倣品を放置しておくことのリスク

 

以前は外国人観光客に人気で良く売れたのに最近は売れなくなった。。

もしかしたら、海外で粗悪な模倣品が流通しているのかもしれません。


弁理士 田中智雄
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