FTAにより関税障壁がなくなるとビジネスは国境を越え複数の国が一体になります。

例えば、これまで中国で製造されていたモノは中国とFTAを締結しているASEAN各国で製造されるように変わっていきます。

そしてASEANで製造されたモノは中国だけでなくASEANとFTAを締結している国に輸出されるようになります。

 

このようにFTAにより複数の国が一体になっても、商標は各国で登録すること変わりはありません。

ところが新しく商標を登録しようと思っても、すでに登録されている商標と類似する可能性が高いため、希望する商標を登録することは年々難しくなっています。

このような商標の枯渇に対応していくために、文字と図形など複数の要素を組み合わせた結合商標を考えざるをえなくなります。

 

ここで頼りになるのがコーポレートブランドです。

コーポレートブランドが強い識別力を持っている場合、コーポレートブランドを組み合わせた結合商標も識別力を持ち、商標類似のハードルをクリアして商標登録される可能性が高くなります。

将来のビジネスに備えて、その国でコーポレートブランドを確立させておく簡単な方法は、その国でコーポレートブランドの商標登録を済ませておくことです。

 

商品の製造・販売を始めるときは、すでに商標登録されているコーポレートブランドと商品ブランドを組み合わて出願すれば確実に商標登録を成功させることができます。

 


弁理士 田中智雄
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